最後に君に
第一章

はじまり



私が初めて君を意識したのは、演劇の地区大会でした。


たくさんの人の演技を見た。

その中で私は、君の演技が一番好きでした。


その頃はまだ君のことを全然知らなかったから
すごく演技がうまく見えた。

あとから君のことを知るにつれて、少し素が出てたところもあるんじゃないかなぁと思ったりもするけど…

君のことを知らなかったその時の私は、その時の君の演技が全てで

すごく上手にみえて

すごく魅力的な役にみえて…


私はすぐに、その役を好きになりました。


そしてその頃から私は、楽しそうに演技をする君に


恋をしていたのかもしれません。
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