【完】嘘恋〜俺様男子とピュア系女子〜
私の熱とキミの想い



放課後になった。



帰り道、私は考え事をする。

隣にいる早瀬君、それが問題。


一緒にいるだけで心臓はうるさいし、少し近づくだけで顔が赤くなる。


でも別に嫉妬しないし、目でも追わない。


恋じゃない、と思う。


早瀬君もそんなわけないって言ってたし。



「ーーどう、遠藤。」



「へっ、ごめん、ボーッとしてた…」



早瀬君に呼ばれてそう返事すると心配そうな瞳で見つめられる。



そ、んな見ないでよ…。



「遠藤、顔赤いよ?熱でもあるんじゃないか?」
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