幸せを、君に。

● 出張



「失礼します。」


ドアをノックし、一声かけてから俺は部長のいる部屋に入った。


「ん?

あぁ、雪野くんか。

…まぁ、大方想像はついているだろうが、出張の件だ。」


「はい。」


この時期になると必ず、短期出張が入る。


男は男同士、女は女同士でペアを組む。


別に俺は誰とでもよかったのだが…


予想外の言葉がかけられた。




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