秀才くんの子育て日記


『あ、おかえり』

「起きてたの?熱は?」

『今、37度2分くらい』

「だいぶ下がったじゃねぇか。学校じゃ39度あったんだぞ」

『そんなに!?』


「………とりあえず、奏から離れなさい。うつる」

『うぁぁぁっはい!』


 慌ててベビーベッドに赤ん坊を戻したカナタは過保護な父親みたいだ。


「倉田、ご飯食べてけば。」


「は?いいの?」

『うんうん!食べよー!』


 突然のお誘いに、少しびっくりしたが、もうこんな時間だし、いただくことにした。(8時)


 夫婦のような会話をする大山とカナタをながめながら。




 Side End



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