入学式の翌日はツカサの誕生日。何か欲しいものはないかと訊いてみたけれど、これと言った答えは得られなかった。
 そこで唯兄と蒼兄に相談したわけだけど……。
「そんなの司っちに訊けばいいじゃん」
 もっともな反応を見せたのは唯兄。
「訊いたの。そしたらフロランタンって言われちゃった」
「じゃ、それでいいんじゃないの?」
「うーん……フロランタンはもともと作る予定でいたの。だからほかのもので欲しいものがないかを知りたかったんだけど、答え得られず……」
「ふ~ん……じゃ、無難にステーショナリーグッズにしておけば?」
「文房具?」
「そっ。だって、高校大学って当分の間は学生を続けるわけだから、ステーショナリーグッズなら使ってもらえそうじゃん?」
 そっか……。
 すると、話を見守っていた蒼兄が会話に加わった。

この作品のキーワード
じれじれ  学園恋愛  友情  純愛  男目線  成長  すれ違い