合わす顔がないとは、こいうことをいうに違いない。

でも、ここは大瀬良さんちだ。
顔を合わせないわけにはいかない。

大体、あたしもあたしだ。
何で泣き疲れて眠ってしまうのよ?

大瀬良さんは優しいから、仕方なくあたしを部屋に運んでくれたんだろう。

もう嫌われたかもしれない。
呆れたかもしれない。

やっと自分の気持ちに気づいたのに。
自分で失恋するようなことしてるじゃん。

また涙が溢れてくる。
いっそうのこと、布団のシーツを涙で全部濡らしてしまおうか?

それを大瀬良さんに見せつけるんだ。
あなたのことを想いこんなに泣きましたって。

そうすれば気持ちは伝わる?
そんなわけない。

気持ち悪がられるのが目に見えている。
鬱陶しいだけの女だ。