「じゃあまた後で」

直也は試合するメンバー達の輪の中に戻って行った。

「由里子さん、あのー、大瀬良さんとつき合ってるんですか?」

みさきちゃんが早速聞いてくる。

「うん」

「えーっ!? いつからですか?」

好奇心旺盛なみさきちゃんは、目がキラキラしている。

さすが総務部一のミーハーだ。

「とりあえず、二階の応援席上がろうか? ね?」

あたしとみさきちゃんは、二階の応援席に移動した。

「で、いつからつき合ってるんですか? 全然気づきませんでしたよ〜」

席に座るなり、みさきちゃんの質問攻撃が始まる。

「えーっと、つき合い始めたのは2ヶ月くらい前かな」

「でも、由里子さんって彼氏いましたよね? 心変わりしたんですか?」

「いや。元カレには振られちゃったの。それで落ち込んでたら、直也が励ましてくれたみたいな感じかな」