「あの…。シャワー借りていいですか? っていうか借ります!」

早口にそう言って、大瀬良さんの返事を聞く前に洋服を持ってバスルームへ逃げるように駆け込んだ。


シャワーを浴びて体をスッキリさせて、寝室に戻ると大瀬良さんがいなくなっていた。

「大瀬良さん?」

どこへ行ったんだろう?
リビングにもキッチンにもいる気配はなかったし。

しんと静かな空間が急にあたしを不安にさせる。

突然、襲ってくる孤独を感じる。
嫌だ。どうしよう。すごく淋しいよ。

元カレみたいに大瀬良さんもあたしを1人にする気?
抱いたら用済みなの?

そんな思いが更に孤独を強く感じさせる。寝室で立ち尽くしていると、玄関のドアが開く音がした。

あたしは寝室に入って来た大瀬良さんを見るなり抱きついていた。