天然ふわふわがーる×女嫌いの若頭
『「「いってらっしゃい!!」」』

玄関からでると組員からの挨拶にびくついて抱きついてくるふうあ。


あー、ふうは俺と違う世界で生きてきたんだよなあ
 
となんとも切なくなりながらも
落ち着いたふうをみながら安心する俺。


…なんか単純だな。

「爽ー、あのくるま…じゃないよね…?」

「ん?あのくるまだ」

やべ、ふうには黒塗りは怖かったか…?

ふうの目がどんどん潤んで…ん?


潤んでる…よな?あれ…?

「か、か、」

「ふう?」

「かっこいいー!!!!」

うおっ、びっくりした!!


「爽…、かっこいい…!」

潤んでたんじゃなくて、輝いてた。だな


「そぉ!そー!」

やべぇ、まじでかわいい

フッ、子供みてーだな

「ん?」

「爽が運転してくれるのっ?」


「いや、捺だ」

「そっか…。」

あからさまにテンションを落とし、がくんと力を抜くふうあ。

「ふ、ふー?」

「なぁにー…?」

「俺が運転…するか…?」

ぎゅ!

「爽だいすきーーーー!」

あー、世の中の男わるかった

おんななんかに尻にひかれるとかだせぇ…
って思ってたのに。てかおもってる。



でもふうあになら俺はしりにしかれてもいいな。

なんて、惚れた弱みか。
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