俺たちの妹
ピピッピピッ

体温計が鳴り、服から取り出す彩先生。

「ん〜。朝は無かったのよね?熱。
急に上がってきちゃってるな。」

チラッと見えた体温計からは38.3度の表示。
えっ。運んで来た時はそんなに熱く無かったぞ。

「彩先生。俺が運んで来た時はそんなに無かったと思う」

「あら、そうなの?みぃちゃん、大丈夫?寒くない?」


みぃを見るとカタカタと震えていた。

「さ、むい、です。ケホッ…」

「あらあら、まだ上がりそうね」

彩先生はみぃに毛布を掛けた。



キーンコーンカーンコーン
授業が始まるチャイムが聞こえる。


「葵くん、授業受けてらっしゃい。みぃちゃんは私が看ておくから」
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