俺たちの妹

美晴side…

私は随分と長い間眠っていたみたい。

でも、気を失う前の体の熱さやダルさはほとんどなくなっていて、体が軽かった。

「…つーくん、今何時?」

「ん?朝の10時だよ。
だから、彼方も日向も病院にいるから安心して」

「よかった…」

今まで心配掛けた上に、夜中に呼び出しなんかしたら、かな兄もひな兄もゆっくり休めないよね。


ーーーーーー


ガラッ

「「みぃっ‼︎」」

かな兄とひな兄が同時に入ってきた。

「よかった〜。
もう目が覚めないかと思ったよ。
体はどう?」

「かな兄、心配かけてごめんね。
大分軽くなったし、大丈夫だよ。
ありがとう。」

「美晴….。ほんとよかった。
やっぱり美晴の笑顔が見れなきゃ俺、仕事頑張れないよ」

「ひな兄も心配かけてごめんね。
また元気になるからよろしくね」
< 61 / 702 >

この作品をシェア

pagetop