夏恵は夏の朝の日差しが好きだった。

正しくは夏恵は夏の全てが好きだった。

茹だる様な暑い日も、蒸し返る夜も、コメカミに滲んで頬を伝う汗も、西瓜も、桃も、全て夏恵の愛すべき季節だった。

僕が夏に生まれた事も彼女は愛してくれた。

夏に生まれた僕を彼女は愛してくれた。

短くも・・・
永遠に忘れられない夏を僕は夏恵と過ごした。

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不倫  悲恋  大人