* * *



今から約2時間前。時刻は、7時頃だっただろうか。


私はコツコツとヒールの音を鳴らしながら、今日から働く〝OFL〟という会社へ向かっていた。

〝one for LIFE(ワンフォアライフ)〟

〝あなたの生活にひとつ〟という意を込めて名付けられたらしいこの会社はそこそこ有名な文具メーカーで。

その名のとおり、自分の手元にある文房具を見てみるとOFLの文房具がひとつはあったりして。

知らず知らずの間に、自分の生活の中にある。そんな文房具を開発、生産している会社らしい。


そんな会社に入れることになったのは本当に光栄な事で。

私は緊張と、不安と、それから少しのワクワクに包まれながら歩き続けていた。そんな私の先方で



「……最低!!本当信じらんない!!この、クソ男───!!」



バチンッ


まるでモデルのような綺麗な女の人に、盛大なビンタをくらっている男の人を目撃してしまったのだ。


「うわ」


あまりにも衝撃的なシーンに、つい声が漏れてしまうほど驚いた

だって、この街中で。この、ちらほら人が行き交うこの場所で。こんな現場を目の当たりにするなんて誰が思っただろうか。

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社内恋愛  オフィスラブ  胸キュン  年の差  ドキドキ  上司  OL  長編 

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