みんなが気分が良い時に

鼻唄を唄ってしまうように

夕日があまりにも綺麗だったから

好きな洋楽を口笛で唄った。

その日の夕日はブラッドオレンジだった。

(コンビニに行こう)

そう思って私はまっすぐ歩く

真正面にある店は二人の老夫婦の営む

店だった。

「だった。」っていうのは

今私が行こうとしてるコンビニのせいで

お客さんがみんなそっちの方に

行っちゃってお客さんが減っちゃって

営業できなくなっちゃったんだ

野菜とかお菓子とか魚とか売ってる

店だった。

冬だからかわからないけど一層寂しく見えた。

その店の突き当たりを右にまがって

バス停のベンチを通り過ぎようとした。

「下手な口笛だね」

いきなりの低いその声が

私の口笛を止めた。

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