ヘタレ王子と冷たい姫様。
一章






チュンチュン





パチ





小鳥のさえずりで私は目を覚ます。


部屋の中には美味しそうな紅茶の匂いが漂う。





「おはようございます。姫様。」

「お目覚めの時間でございます。」

「今日の朝食のメニューは…」










あぁ、もう、これだよ。




今日も私の大っ嫌いな世界が、1日が始まる。


早く、人生終わってくんないかな。











< 1 / 16 >

この作品をシェア

pagetop