ー5月上旬


ついに、待ちに待った合同合宿の日となった。
今回は私服参加という事で、私は良正君の服装チェックをしていた。


白のYシャツに、黒のジャケット、揃いのパンツ………
そして、赤のネクタイをキュッと締める。


「よし」

『よし……じゃなーーぁい!!良正君!?あなたは面接に行くの!?これから就職決めに行くわけ!?』


私が驚く理由を知ってほしい!
良正君はまさにスーツを来て出掛けようとしているのだ。


合宿へ行くのに!!
しかも山なのに!!ウォークラリーなのに!!


突然どうしたっていうの!?
前、出掛けたときは普通に普段着だったのに!!


「何がおかしい?今日は記念すべき合同合宿の初日で…」

『良正君、いいから、普段着にして!』

「おかしな奴だな、普段着など浮かないか?」


おかしなのはあなた!!
スーツの方が浮くってば!


良正君は渋々ジーパンと青のYシャツを着用し鏡の前に立つ。


『うんうん!その方が似合ってるよ!良正君って元がいいから、あえて飾らないラフな格好が似合うんだよね』


simple is the best!!
気合い入れた良正君のファッションは確実に方向性がおかしくなるから、注意しなきゃ!



というか、私が取り憑いてなかったら、良正君これ着てってたのかな……
あぁ、考えるだけで怖いわ!!











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