もしも明日もあったなら。

日常.7


新学期。
私達の学校では後期だ。

久しぶりにみんなと会える。
その期待を胸に抱いて登校した。

相変わらず私は一番で、久しぶりの私の幸せな席に座った。

また今日からここでゆかりと、駿と、隼人と、そして弥生と。
少し変わった私たちの関係で生活を送って行くんだなと思うとすごくわくわくした。

今日は朝練はどこもない。
なのについ、楽しみすぎて、そして癖で早く来てしまった。

前はこうして早く来すぎてしまった時に弥生と話したんだっけ。
あの時は緊張しすぎて何言ったか、またなんて言われたかも覚えてない。
我ながら馬鹿だなぁと思った。

そんな時、ガラッと扉の開く音が聞こえた。

パッと扉の方を見るとそこには。


「おはよう、『実陽ちゃん』」

にっこりほほ笑んだ笑顔にはまだあの時の怖さが残っているのが特徴的な、
白石さんが、いた。
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