そして5年後―――


けたたましく電話が鳴り響くオフィス。

私は書類を抱えながら慌てて席に戻り、受話器を取る。

「ありがとうございます。葛城商事鉱物資源事業部、小森です」

「Hello My name is Richard Abbot from Hunter company.(もしもしこちらハンターカンパニーのリチャードアボットです)」

おっつ…いきなりの国際電話。

しかし、今の私が慌てることは、ない。

「Hello. This is Katsuragi Corporation mineral resources Department . May I help you?(こちらは葛城商事鉱物資源事業部です。ご用件をお伺いいたします)」

「 I'd like to speak to Mr.Saito Please.(斎藤さんはいらっしゃいますか?)」

「 just a moment, please.(少々お待ちください)」

一旦、電話を保留にする。

斎藤さんは鬼の形相でパソコンを凝視し、目にも留まらぬ速さでタイピングしていた。

「斉藤さーん!ハンター社からお電話です」

私が大声で電話を取り次ぐが斎藤さんはパソコンから目を離すことなく「折り返し!」と怒鳴り返してきた。


葛城商事マテリアル部門鉱物資源事業部…

ここは戦場だ…

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