私の言葉が咄嗟に出た言葉だと分かった龍吾は、神宮寺社長に反論の言葉が出る前に、私をその場から連れ去った。

…2日後。
お爺様の葬儀が執り行われた。
私は、葬儀には参列したが、御堂社長の秘書として、出席した。
世に、神宮寺善一郎に孫がいることは知られていない。…まだ、世に知られるわけにはいかない。

御堂社長のマンション。私は泣いていた。
そんな私を、御堂社長は優しく抱きしめていた。

「…理子」
「…龍吾さん…これ」
涙を拭った私は、カバンの中から、お爺様に貰った封筒を差し出した。

「…これは、理子が貰った物だろ?落ち着いたら、読んだらいい」
私の手を優しく握りしめ、御堂社長は微笑んだ。

「…1人で読むのは無理そうだから、今ここで、開けてもいいですか?」

「…いいよ」

私は深呼吸して、封を切った。

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