「うぅ~~ぅ~~っ」

「ちょっと、先輩っ!新年早々何ですか~?その負のオーラ全開のゾンビみたいな顏は!」

「志帆ちゃん酷いなぁ~、負のオーラは自覚してるから我慢するとしても、ゾンビは無いじゃーん」

「何言ってんですかっ!自分の顏、鏡でちゃんと見てます~?相当ヤバい事になってますよ~?」

「うそぉ~ん」

「いや、マジで。嘘吐く必要性が見出せませんから」

「…………う~ぅっ……」



1月4日の昼過ぎ。

例の事もあり、心配してくれた志帆ちゃんが自宅アパートにやって来た。


前日は休日出勤当番で仕事をしてた為、来れなかった彼女。

日中は彼(皆川さん)が仕事に出掛けているという事もあり、今日我が家にやって来た。



私はというと………。


元旦のあの日以来、ベッドに籠りきり状態。

あまり食欲も湧かず、これと言って出掛ける用事もない。


仕事の時はそれなりに化粧をしたり、髪の手入れもしてたけど。

正月休みなんて誰かに会う訳でもなく、お洒落する理由がない私は、完全に干物女と化していた。



志帆ちゃんの差し入れのケーキを頬張り、数日ぶりに笑顔になる。


「志帆ちゃん、ありがと」

「どう致しまして~」


私が淹れた珈琲を口にしながら、ほんの少しだけ微笑む彼女。

ツンデレの志帆ちゃんは本当に可愛いくて、癒される。

彼女の優しさがケーキの甘さにプラスされた瞬間。


私はフォークを置いて、カップを手にすると。


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