「卜部さんっ」
「はい?」と返事をした私に、声をかけてきた芥川さんがススーッと寄ってきた。

「急で申し訳ないんですけど。明後日の水曜日、合コンに行きませんか」
「え?」

合コンのお誘いなんて・・・何年ぶりだろう。でも・・・。

「でも、いいの?私なん・・私を誘っちゃって。なんか、私一人で平均年齢上げてしまって浮くと思うんだけど」
「いえいえ!今回の合コンのミスターたちはですね、ドクター・お医者様方なんですぅ。それで、お相手方の平均年齢が30代後半ということなので、卜部さんが浮くことは、まずないです」
「あぁそう」
「ということもあって、卜部さんにもお声をかけてみたんですよ。実は決まったのが昨日の夜だから、私も急遽セッティングに奔走しなきゃいけなくて」

「どうしよう」と言ってる割には、ものすごーく顔が活き活きしてるよね。
そのやる気を仕事にぶつけてみてはいかがでしょう、芥川さん。
という代わりに、私は「じゃあ参加します」と答えた。

水曜は、習い事もジムも入れてないし。
久しぶりに合コン行くのもいいかもしれない。

「よーし!じゃ、卜部さん参加ですねぇ。毎度ありがとうございまぁす」
「あの。“毎度”って・・・」
「ノリですよ。後は私と、社外の知り合いの女子、合計5人になりますので」
「はいっ、分かりました」
「参加費とかの詳細は、場所を決めてから、またお知らせしますね」
「はい。よろしくおねがいしますー」

なんか・・・慣れてるなぁ。
もしかして芥川さん、ほぼ毎日合コンに行ってるか、幹事してるのかしら。
ある意味忙しい人ね。
と結論づけた私は、仕事の続きをし始めた。

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