喋らないキミへの幸せ

やっぱり雑用ですか?

「あはは!超うける~。」



「やばーい!」



はぁー。うるさい。



どうしてあんな声が出るんだよ。



そう、今は学校の教室。



あの夢をみた後すぐ学校に来た。



「いおり、本当に関わらないのか!?」



嬉しそうに聞くいおりの友達。



「うん、しつこくして嫌われちゃったら嫌だからね。」



なんだその理由。笑える。



「だから最初から関わるなって言ったのにー。でもよかったぁ。いおりがちゃんと私たちの言ったこと守ってくれてー!」



昨日の約束守ってくれてるんだ。



教室のドアが開く。



「おっはよ~ん!」



あーぁ。来ちゃった。私の嫌いな小悪ちゃんが。



「小悪ちゃんおはよー。」



などと気軽に挨拶をするパンダ女。



「///」



挨拶されただけで照れる男子。



「お、おはよ…。」



羨ましそうに見て恥ずかしがりながら挨拶をする影の薄い女の子。
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