副社長は、あの女の心がわからないのか




多くの女と関係してきた癖に、あそこま

で鈍いと笑える。


どう見ても、彼女、宮内 胡桃は副社長

に気があるとわかるのに、なぜ、あの男

はわからない⁈


あの女も女だ。


抱かれた癖に素直に指輪をしていればい

いものをホテルに指輪をおいてくるなん

て俺の仕事を増やすなよ。


今、目の前で副社長の膝の上で頬を染め

副社長に指輪をはめてもらっている。


その指輪、お前のせいで取りに戻ったん

だぞ…


さっさと、零の女になれよ。


そうすれば、俺の仕事が減るんだが…


彼女が気まずそうに出て行き思わず本音

が出た。


「零、朝からいい加減にしろ。俺はお前

の嫁じゃない…いい加減にあの女落とせ

よ」


「落ちてるようで落ちてないんだよ」


「はぁ⁈なんだそりゃ?お前が愛してる

って一言言えば済む話だろうが⁈」


何が駆け引き中だ⁈


「お前、バカか⁈」


「どう言う意味だ⁈」


「百戦錬磨のお前が、一人の女の心も読

めないバカな奴だと言う意味ですが…」


面倒くせえな…嫌味たらしく言ってやっ

た。


これ以上教えてやるかよ。


後は、自分で考えろ…


「彼女に仕事を回してやってくれ…そう

すれば辞めようと言う気持ちも無くなる

だろう⁈」


はぁ〜


頭がいい癖になんだそりゃ…


もっと簡単な方法があるだろうが⁈


「……それと池上との会食彼女も連れて

行く。その後、少し時間空けておいてく

れ」


時間ね⁈


しけ込むつもりか…仕事終わってからに

しろよ。


「……かしこまりました」





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