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先週は一度もメールをしなかった。
そして、一度も京輔からの連絡はなかった。


―― 虚しい。
その言葉に尽きるかもしれない。





会社に可愛い子でもいるのかもしれない。
京輔はモテるから、いつでも周りに女の子がいるはずだから。



高校の時も、大学の時も、いつでもそうだったし。
だからと言って、私にはそれをどうする事もできないもの。



私は自分だけが好かれている自信なんか持てなくて、嫌われたくなくて。
何をされても「彼女」でいさせてくれるならそれでいい、ってずっと思ってきた。
京輔のいない人生なんて想像もつかなくて、繋ぎ止めておく事に必死だった。


でも。


「潮時、なのかな…」

鏡の中のもう一人の自分に問い掛けてみる。



力のない瞳。暗い表情。
いつから自分はこんな顔をしているのだろう。


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