一つだけ願いが叶うなら
空『んなびっくりするか?

俺の気持ち気づいてないのなんてお前ぐらいだろうな。

これからは遠慮なんかしねーから覚悟しとけよ。』


萩原空は私の口にキスをした後、ニヤリと戯顔を浮かべながら去っていった。


私は状況が把握出来ず、その場に立ち尽くした。

そんな私を見た人が声をかけてくれた。


沙『萩原空の馬鹿ー!!!』


我に返った瞬間、私はそう叫んだ。

その叫び声が会社に響き渡ったのは言うまでもない。


萩原空の言葉にドキドキした私の心には触れないでおこう。



もしかしたら…沙羅の新しい恋が始まる予感…?
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