好きを百万回。


野波さんが少し口角をあげた。

「これからいっぱいこまりにいろんな初めてを教えてやるよ」

一気に顔が熱くなる。

「ホントはもっと凄いキスしたいんだけどオレ、インフルエンザ4日目なんだよ。こまりにうつしたら可哀想だから今日はガマン」

「す、凄いキスって・・・・・?」

野波さんが綺麗に笑う。

「おいおいね」

そう言ってまたきつく抱きしめられた。



「野波さん、好き・・・・・」



また抱かれる腕に力をこめられた。
< 84 / 266 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop