「だって、あの冷酷そうな鷹司先輩があんたにキスマークつけたのよ。ずいぶんと可愛い嫌がらせじゃない?」

「それは……私を珍獣扱いしてるからで……」

伏し目がちになりながら必死に理由を探す。

「珍獣ね。確かにそうかもしれないけど……やけに気に入られてる気が……」

唇に指を当てて、う~んと唸りながら奈々子は考える。

「そこ納得しないでよ!」

私が突っ込むと、奈々子は何か閃いたのか晴れやかな顔で言った。

「鷹司先輩も桜子の事好きなのよ。賭けてもいいわ」

「ははは。まさか……」

奈々子の衝撃発言に顔をひきつらせながら、自分の動揺を隠すように口に運んだスパゲティーは、すっかり冷めて食べられたものではなかった。

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