「鷹司先輩も奈々子の事が好きなのよ」

奈々子の言った言葉がずっと頭の中でリフレインしている。

学食のスパゲティーも不味くてほとんど残しちゃったし、夕飯も食欲がなくてほとんど手をつけなかった。

食べることが何よりも好きなはずなのに……。

今日の私はおかしい。

ああ、もう奈々子がおかしな事を言うせいだ。彼女の言葉が気になって仕方がない。

あの冷血メガネが私の事を好きなはずがない。

こんな妄想癖のある私を好きになる理由なんてどこにある?

刹那さんなら声をかけなくても美女が寄ってくるはずだし……。

容姿、地位、お金……何でも持っている人だよ。

蓼食う虫も……って諺もあるけど、刹那さんに限ってそれはない。それは断言できる。

「ああ~、もう考えるだけ時間の無駄!」

一人しかいないダイニングで頭をかきむしりながら叫ぶ。

今日は考えるだけの糖分が足りない。

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