久世さんからの報告を聞いた後、私は右京さんに電話をして早目に大学に迎えに来てもらった。

右京さんと車内で何を話したのか、全く覚えていない。

マンションに戻るとすぐに部屋着に着替え、寝室のベッドに横になった。

ベッドはかすかに刹那さんの匂いがする。

そう、あのムスクの甘い香りだ。

寝不足のはずなのに目を閉じるが全然眠れない。

ふと無造作にベッドの上に置いたスマホを見れば、まだ午後二時三十分過ぎ。

もし……刹那さんが私に嘘をついてお姉ちゃんを見つけて会っているのだとしたら、お姉ちゃんは日本に戻ってくるだろうか?

戻ってきたら、私と刹那さんとの契約も終わり、私との同居も解消する。

でも……どうして私に嘘をつく必要があるのだろう?

私が刹那さんを好きな事を刹那さんは知らない。

彼は私が姉が見つかることを切望してると思ってる。

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