お風呂の後はベッドに入って読書と決まっているが、あの寝室には行きたくなくてグレーの部屋着のままリビングのソファーで横になり、今日大学の生協で買った洋書のペーパーバックを読みふける。至福の時間だ。

イギリス人の芸能記者が異国の王子さまに恋をするというラブストーリー。

お姉ちゃんは馬鹿にするけど、女の子ならいつか王子さまがって思うじゃない?

夢を見るのは自由だ。一日の終わりは幸せな気分で眠りにつきたい。

それが、私にとっての一番の贅沢かもしれない。

「私の王子さまは絶対にあの冷血メガネじゃないけどね」

クスッと笑いながら小説を読み進める。

現実を忘れ、私は夢の世界にのめり込んだ。それから、しばらくして寝落ちしたらしい。

気づいた時には、私はまたあのベッドで寝ていた。

そう、悲しい事に現実というのは必ずやってくるのだ。

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