入学式-。

私は着慣れないスーツを着て、麻帆と大学へ向かっていた。

講堂に入ると、ただ人の数に圧倒された。

「みんな新入生だよね~。高校なんて狭い世界だったのね。」

麻帆がつぶやく。

緊張のまま、さらっと式は終わった。

今までと違って、本当に形式だけの入学式だったな。

そんな事を考えながら、外へ出ると…

講堂の入口から延びる人の列。

どうやらサークルなどの勧誘みたい。

入学式の前にはなかった賑やかさ!

よくテレビで見る光景に、私は改めて大学生になった事を実感した。

人ごみの中を麻帆と離れないように歩く。

「寛人がね、とりあえずどこにも捕まらないように、正門へおいでって。悠も旅行研究会で良いでしょ?」

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