催涙雨は流れない
星合は叶うよ
さあ、これまで色々な星が登場しましたが、皆さんのお気に入りの星は見つかりましたか?



地上が明るくなった現在でも、夜空には星が輝いています。


今日登場した星々を、是非探してみて下さいね。





夢の時間もそろそろ終わりと、ナレーションが告げる。



暗く静かだった空間が、明るく賑やかになった。



「ぅ~ん!綺麗だったね~。」



梟仔は少し凝り固まったであろう筋肉を、解すように背伸びをする。


「ああ。星の名前、結構忘れてるもんだよなぁ~感想文書かされるって必死で覚えたのに…」



「一夜漬けならぬ一時間漬け?」



「絡桔くん上手いっ!」


「上手い上手い………って、馬鹿にしてんだろ!この野郎っ!」



「おい、止めろよ。」



右凍と獺行は、座席を挟みじゃれ合う。


端から見れば兄弟のようだ。



「ちょっと2人とも~………全く、ガキよねぇ~」



軽く止めようとするも、聞く耳を持たない2人に梟仔は呆れる。



「乱華もそうおも………乱華?もしかして………泣いてる?」



同意を求めようとして、後ろを振り向いた梟仔は乱華の様子に戸惑う。
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