泥酔して俺の腕の中で眠っている秋月を抱き抱えながら、近くにあった小さなソファーに腰かける。

「これじゃあ、その辺にいるお嬢ちゃんと変わらない」

ケーキで簡単に気を許すなよ。

普段、俺の事を天敵とか言ってるのに、俺の腕の中で眠るって……どういう神経してるんだか。

秋月とは何度も酒を飲んだ事はあるが、今日試しに最後まで飲ませてみて正解だった。

秋月だって女だ。こんなんじゃあ簡単に他の男にお持ち帰りされる。目が離せないな。

秋月は下手な男より何でも出来るから、かなり自己過信の気が強過ぎるんだと思う。

多分、男に突然襲われても自分が倒して勝つと思っているに違いない。

「お前、もうちょっと警戒心持ってもらわないと困るんだけど?」

俺の前ではいい。だが、他の男の前では許せない。