俺様常務の甘い策略
明日の朝が楽しみだ。

俺のベッドで目覚めた秋月はきっと発狂するだろう。

そして、首筋に付けたキスマークに気づいたら、お返しに俺に噛みついてくるかもしれない。

想像するだけで楽しい。

「このキスマークが消えるまでに、下の名前で呼ばせてみせるよ、沙羅」

すやすやと規則正しい寝息を立て始めた秋月に向かって宣言すると、俺は彼女にシーツをかけてシャワーを浴びにバスルームに向かった。
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