密かに思いを寄せている、上司の日田さん宅にお泊まりさせてもらっている上、日田さんが使っているベッドを使わせてもらうなんて・・・!
しかも、今私が着ている、パジャマ代わりの半袖Tシャツとスウェットパンツは、紛れもなく日田さんご本人が愛用されているのよぅ!!
あぁ、この現状に、今夜は興奮して眠れないっ!!!

と思っていたけど、興奮のピークが途絶えたのか。
緊張の糸がプツッと切れた後の脱力状態が、どっと押し寄せて・・・。

私はヨタヨタと布団の中へもぐりこんだ。

「・・・ここで日田さんは、いつも寝てるんだ・・・ふうぅ、枕から日田さんの匂いがするぅ。すごく・・・いいにおーい・・・」

・・・アパートの前で、泣いてる私を抱きしめてくれたあの時、ふと香ったあの匂いと同じ・・・。
温かくて、なぜか・・守られてるって思えて、安心する・・・。

私は、日田さん愛用の枕をムギュウっと抱きしめながら、あっという間に眠りに落ちた。