同・棲・同・盟!
「あのなぁ・・・モモさんに何言われようが関係ない。誰かに指図されなくても、行く当てがないと分かってるおまえを、俺は放置する気ないんだよ。だからおまえは俺んちに来るんだ」
「う」
「いいな?」
「は・・ぃ」
「よし。じゃあ、当座必要になるものを買いに行こう。シートベルトは閉めてるな?」
「はいっ」

滑らかに移動する車と、車内の空間に、そして安心感をもたらす日田さんの笑顔に癒されながら、私たちはショッピングモールへ行った。

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