ー数日後

あ~大失敗!!

やっぱり風子と一緒に帰ればよかったな。

七海は部活、風子は漫画の発売日だからダッシュで帰るって言われて、私は急ぐ必要もないからと一人でゆっくり帰ることにした。

少し図書室に寄ったせいで、帰宅する生徒もまばらな中途半端な時間。

面倒な人に捕まっちゃった。

「なぁ、まりあちゃん。なんで付き合ってくんないんだよ?
俺、大事にするしさぁ」

噂の3年の八木先輩だ。

金髪の坊主頭に、翔平なんて目じゃないくらい派手なピアスをジャラジャラつけてる。


本当にガラ悪いなぁ・・・


うちは偏差値の高い進学校なのに、なんでこんな奴がいんのよっ!

「俺じゃなんか不満なワケ?」

先輩はジリジリ近づいてくる。

たしかに不細工ではないけど、自意識過剰すぎる。

「あんた程度の男、不満しかないわよっ」

って言ってやりたい。

いつもの私なら言っちゃうけど。

この人はマジでやばそう。

目がいっちゃってるというか、
暴力的な匂いがする。

色んなタイプの男に絡まれ慣れてる私の直感が警告してる。

翔平の言う通り、怒らせちゃダメだ。

どうしようかな・・・



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