最強モテ子と落ちない彼
いっぱい笑って、お腹もいっぱいになった。

そろそろ片付けしなきゃねって言って立ち上がろうとしたら、一瞬目の前が真っ暗になった。

カタンとテーブルに両手をつく。

「やだ、まりあ。大丈夫?
具合悪い??」

七海が心配そうに顔を覗きこんでくる。

「ちょっと食べ過ぎたかも・・
でも平気!!」

私はそう言って流し台に向かう。

ちょっと頭が痛い気がするけど、
大したことないよね。


実は・・・

このクラス合宿でチャンスを見つけて、高村に告白するって決めた。

たぶん振られるけど、気持ちを伝えて、そこからまた頑張りたいなって。

昨日はさすがに緊張でまったく眠れなかった。

頭痛はきっとそのせいだ。



けど、告白するって決めたものの、


クラス合宿って集団行動なのよね!!

クラスの親睦を深めるための行事なんだから、当たり前だけど。

高村と二人きりどころか、一人になる時間もないんだけど・・・




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