双子の御曹司
プレゼント…

翌朝、目を覚ますと、目の前に綺麗な彼の顔。
いつも整髪料で上げている髪が額に落ちている。

そっとかき揚げ、何もしないと言った彼の優しさに嬉しくて、
「約束を守ってくれて、ありがとう。」と、彼の額にキスを落とす。

すると、彼と目が合い、彼がニヤと笑う。

「……起きてたの?…いつから…?」

「遥が起きるずっと前から?」と微笑む。

「………」

恥ずかしさで顔が一気に熱くなる。

「遥、可愛すぎる。」と彼に抱き寄せられる。

ん?

なにかが、私の太ももに当ってる…

目を丸くしてると、

「あーごめん。 体は正直だから、大きくなっちゃった。 シャワーで収めてくるよ!」

彼は私の唇に、『チュッ!』と軽いキスを落し、バスルームに入って行った。





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