私の恋は、期限つき

年末年始休暇も終わり、通常通りの日常がやってきた。

大我さんが、我が社へ訪れる頻度は、月に二回程度になった。





「凜ちゃん。」


「なんですか?美香さん。」

「バレンタインは、どうするの?デートかな?」


「まだ早くないですか?1月ですよ。」


「なに言ってるのよ。1月中に用意しとかないと、遅いわよ。」


「えっ?そうなんですか?」


「そうよ。人気店の商品や手作りキットなんかも、よいのだと1月中に予約完売で、売り切れになったりするんだから。」


美香さんの勢いに圧倒されながら、はじめてのバレンタインイベントについて、ビックリしていた。


いつもなら、美香さんと会社の人たちへのチョコレートをパック買いして配る程度で…
社長にだけ、個別包装した少しよいのを用意していた。

アメリカじゃ、バレンタインに男性から女性へ告白するのが当たり前だったから、個人的に誰かにあげるとかって、初めての体験だった。



美香さんから、いろいろとアドバイスをもらって手作りのチョコレートをあげることにした。




材料を買いに行かないと…





そりて、買い物に行ってみてビックリ!

いろんな種類もだけど、イベント感、満載。


いつも、商店街に買いに行ってたからこんな雰囲気知らなかった。
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