ハピネス
壊れたモノ
ハピネス3日間の内、2日目の放課後。


「ありがとうございましたーー♪」


私は学校の近所にある雑貨屋さんから、比嘉君と一緒に出て来ていた。


「ごめんね比嘉君。やっぱり私1人だけで選べば良かったね」


歩道を歩く私の隣で同じ様に足を動かしている比嘉君は、運動したワケでもないのに少々お疲れ気味。


「いやぁ、気にするなよ早乙女。巴の為に何かしようって言う、その気持ちが嬉しかったんだから」


彼は笑ってそう言ってくれるが、私の申し訳なさはなかなか消えなかった。


比嘉君がちょいとテンションが低いのは、さっきの雑貨屋が原因。
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