太陽を追いかけて
だけど、昨日で終わりじゃない。
今日もまた、私にはやらなきゃいけないことがある。
部屋にある壁掛け時計に目をやると、時計の針はもうすぐ9時を指そうとしているところ。
私は続けて枕元にあったスマホを拾うと、横にあるボタンを押して画面の電源をつけた。
……あ、やっぱりきてる。
画面をタップして無料メッセージアプリを開くと、そこには蒼汰からのメッセージが受信されていた。
─────
愛莉、おはよう。
今メッセージ見たんだけどさ、
何時にどこに行けばいい?
─────
この返事は、昨日の夜私が蒼汰に送った、
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蒼汰、明日、少しでいいから会えるかな?
日曜日なのにごめんね。
だけど蒼汰に話したいことがあるから。
時間つくってもらえないかな?
─────
というものへの返事だと思う。
蒼汰からの返信の文章を見た私は、すぐに頭を悩ませる。