お隣さんlover
スペシャルランチ
翌朝、目を覚ますと私は1人でベットの中にいた。隣に新は、いない。ついでにいうと「帰っちゃ、やだ」発言以降の記憶もない。

私は、その、新くんと、シチャッタのだろうか。え、いや、‘そんな’感覚は身体に残ってなかったし、たぶん、たぶん大丈夫だけど。


昨日は幹元が来る予定だったからお手入れも下着もバッチリだったからそこは問題じゃないけど、そーじゃなくて.....


お隣さん、なんだよね。これからも顔合わせちゃったりするよね。

.....元カレだからって簡単に寝るような奴だと思われてたら嫌だな。



とそこまで考えて顔を、あげる。


部屋の中央に鎮座する時計を見ると現在11時43分。


「うらら、どーせ明日もうだうだ言ってるんでしょ?買い物付き合ってあげるから部屋からちゃんと出なさいよ。駅に12時ね。ランチぐらいおごってくれるんでしょーねぇ?」


とこれは遥の昨日の発言。


まずい。


とりあえず急いで遥にメールを打つ。


『大変申し訳ありませんが、ただ今起きましたので遅刻いたします。お許し下さいませませ。PSカフェぶらんこのスペシャルランチに、しようか。』



たぶん、これで遥は大丈夫。

(カフェぶらんこのスペシャルランチとはその名の通りランチなのに2000円もするスペシャルなランチなのだ。)



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