きんだうぉー!! 〜タイムスリップ・天才幼稚園児戦争〜
天才少女の失踪
職業体験三日目。
わたしは、幼稚園への道のりを、ぼけーっとしながら歩んでいた。
「おい……いやにローテンションだな。どうしたんだ?」
「いやぁ……寝不足でさ」
いっしょに歩いていたショーちゃんが声をかけてくれる。
結局、悩んじゃって昨日はほとんど寝てないんだよね。
おかげで朝から眠気ビームが炸裂している。
午後の授業を受けているときみたいに眠い(もちろん優等生を演じるわたしは授業中眠ったりなどしない)。