きんだうぉー!! 〜タイムスリップ・天才幼稚園児戦争〜

天才少女の失踪


職業体験三日目。


わたしは、幼稚園への道のりを、ぼけーっとしながら歩んでいた。



「おい……いやにローテンションだな。どうしたんだ?」


「いやぁ……寝不足でさ」



いっしょに歩いていたショーちゃんが声をかけてくれる。


結局、悩んじゃって昨日はほとんど寝てないんだよね。


おかげで朝から眠気ビームが炸裂している。


午後の授業を受けているときみたいに眠い(もちろん優等生を演じるわたしは授業中眠ったりなどしない)。
< 186 / 302 >

この作品をシェア

pagetop