悪魔野郎と天使くん
先生の存在


「昨日は何も言わず授業いなくて心配したぞ」


「先生…」


朝からあたしは自首しました。


職員室へ。


にしても担任優しすぎる…。


「そう言えば速水もいなかったらしいが、何か知ってるか?」


「あの、先生…あたし速水くんと「コイツ昨日熱があったんすよ」」


え??


「お、吉田か」


なんで吉田くんが?


「すみません。俺、瞬に言うように頼まれてたんですけど忘れてました」


「そうだったのか。大丈夫だったか結城」


「あ、はい…」


「ホームルーム始まるからまた後でな」


先生はそう言って職員室に入って行った。

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