もう一度、恋はじめました
有瀬家の様子

朝は、大変!!


スマホにセットした目覚まし時計のスヌーズを何回か止めた

目覚めの悪い俺


毎日、平均3時間ほどの睡眠


万年睡眠不足だ



ふらふらしながら、キッチンで朝飯を作る



車で30分の所に、俺の両親がいる

でも、俺はここから離れたくない




その理由は、福来の学校を変えたくない

両親に甘えたくない←(結構甘えてる)


まぁ 1番の理由は、この家が好きって
俺のワガママだけど



定番メニューのスクランブルエッグとパン

今朝は、インスタントのコーンスープ

手でガザッとちぎった野菜


テーブルにそれらを並べ終わる頃


「パパ おはよう」

「パパ おはよ」


子供達が顔を洗って、登場する



昼は、給食があるおかげで助かる
ありがたい!

遠足となると、弁当が大変で…

福来に何度 泣かれたことか

お友達の弁当は、流行りのなんちゃらの
キャラクターなんだとか

母ちゃんに、頼んだけど
俺と同じでそのキャラがわかんねぇ


遠足は、福来も俺も嫌いな行事になった


晃喜は、何でもいい
カバン振り回して、ぐちゃぐちゃになって
ケラケラ笑っていたと連絡帳に書いてた



「おはよう さぁ、食べよう」


「「「 いただきます!!! 」」」


普通の親なら
忘れ物がないかとか
天気予報見て、傘持たせたりとか

気の利いたことが出来るのだろう



だが、俺は余裕がない!!!




「福来!!後、頼んだ!!」

「はい!いってらっしゃーい!!」

「しゃーい!!」



小学校に行く途中にある幼稚園に晃喜を連れていき、登校する



福来は、俺よりしっかりしてる


皿とか片付けてる時に、晃喜の着替えをしてくれる


幼稚園へ迎えにも行ってくれる


福来がいるから3人暮らしが続けられる






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