外の暑さを遮るために既に冷房の効いている喫茶店はその日一番の気温の低さを感じさせていた。私は震えそうになる手を抑えながら目の前にいる人に視線を移すと、そこには陽だまりのような幸せを湛えている人がいる。穏やかな微笑みは幸せそうな光に包まれていた。


 微睡む二人は幸せそうな微笑みを交し合う。


 その微笑みをビリビリに破り捨ててしまいたいと思う私をきっと神様も許してくれるはず。


 きっと、誰もが許してくれるはず…。