恋する気持ち。
失敗は成功のもと
***

次の日、私は休みだった。
起きたのはもう昼近くで、我ながら昨日は飲み過ぎたんだって反省する。
そして、布団に入ったままさっきからケータイとにらめっこしてる。


須賀に電話をするべきか。否か。


布団に潜り込んでは、顔をだし、ケータイを見るの繰返し。


そもそも私は須賀に電話して何を言うつもりなんだろう。


『昨日はごめんね。』


とか?
なんだかそれも、どうなの?


昨日。
すごくショックだった。
須賀に無視されて。悲しかった。



嫌われちゃったのかな。



そう思うとまたさらにへこんでしまう。
やっと今になってハッキリとする私の気持ち。


私は須賀が好き。


でも、今さらどうやって伝えるの?
結婚することはもう決まってるし。


『好きです。これからもよろしくお願いいたします。』


とか?
なんかそれも、変だよね。


あーもー!!すっきりしない!!


思えば須賀は最初から『好き』と言ってくれたり、態度で示してくれたり。
でも、いつも『どちらかと言えば。』なんて言ってたなぁ。








< 39 / 55 >

この作品をシェア

pagetop