ただのジャンケンDeath(デス)
ジャンケン開始
「本当にただのジャンケンなの?」



乱同が発言した人を睨み付ける。


発言したのは方城 玲(ほうじょう れい)。


かなり内気て暗い性格の子で、クラスではあまり目立っていない。




僕とはまた違うタイプの子だ。


乱同ににらまれると「ひっ」と、小さな悲鳴をあげて、




「ご、ごめんなさい」と、萎縮した。



「たかがジャンケンなんだよ!


そうだ。ジャンケンなんだ。



そうだ。そう、たかがジャンケン」



途中からたかがジャンケンなのだと、



殺されたりしないと、


そう自分に言い聞かせるように何度も繰り返し、




たかがジャンケンだと。



そう言っていた。



気がつくといつのまにか奥田がイスに座っていた。
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