俺と僕と私が恋する日
俺と僕と私が恋する日



私には天敵がいます。



背が高くて金髪で
イケメンだかなんだか知らないけど
他の人よりちょっとばかし小さい私に
いつもちょっかい出してくる
かなーり鼻につくボケなす。笑








アイツは初めて会ったときも…



「お前小さいなー。」



そう言って
私の頭をポンポンと優しく叩いた。




「はっ、はぁ?!いきなり何よ!」



「お前本当にオレと同じ年か?」



「失礼ね!あ、あんたこそそんな変な髪色して、年ごまかしてんじゃないの!?」



「バカ言うなよ〜。これはオレの自慢の金髪だぜぇ〜。」



「はぁ?何それ!超ぉ〜意味不明なんだけどっ!」



そんなくだらない会話をしていると
アイツは突然
何かを考えだした。




「…うーん。…小さいからなぁ…ヒヨコ…ピー子…。いや、ピヨ子…?……っ!!そうだ!!ピーすけ!!お前のあだ名は今日からお前はピーすけだ!」



アイツは
意味不明なことを言いながら
自信満々に私を指差してきた。





「は、はぁぁぁぁぁ?!?!」



「だってほら、お前小さくてヒヨコみたいだし、ピーすけって感じだ!」



「はぁ〜!?意味不明!超ぉ〜意味不明〜っ!!!」



「ピーすけ!うん、ピーすけ!」



そう言って
アイツは私を頭を
くしゃくしゃと撫でた。



それ以来
アイツだけは私のことを
ピーすけ、ピーすけと呼ぶ。




本当に
アイツはいつも勝手。





< 1 / 14 >

この作品をシェア

pagetop