俺と僕と私が恋する日
俺と僕と私が恋する日
私には天敵がいます。
背が高くて金髪で
イケメンだかなんだか知らないけど
他の人よりちょっとばかし小さい私に
いつもちょっかい出してくる
かなーり鼻につくボケなす。笑
アイツは初めて会ったときも…
「お前小さいなー。」
そう言って
私の頭をポンポンと優しく叩いた。
「はっ、はぁ?!いきなり何よ!」
「お前本当にオレと同じ年か?」
「失礼ね!あ、あんたこそそんな変な髪色して、年ごまかしてんじゃないの!?」
「バカ言うなよ〜。これはオレの自慢の金髪だぜぇ〜。」
「はぁ?何それ!超ぉ〜意味不明なんだけどっ!」
そんなくだらない会話をしていると
アイツは突然
何かを考えだした。
「…うーん。…小さいからなぁ…ヒヨコ…ピー子…。いや、ピヨ子…?……っ!!そうだ!!ピーすけ!!お前のあだ名は今日からお前はピーすけだ!」
アイツは
意味不明なことを言いながら
自信満々に私を指差してきた。
「は、はぁぁぁぁぁ?!?!」
「だってほら、お前小さくてヒヨコみたいだし、ピーすけって感じだ!」
「はぁ〜!?意味不明!超ぉ〜意味不明〜っ!!!」
「ピーすけ!うん、ピーすけ!」
そう言って
アイツは私を頭を
くしゃくしゃと撫でた。
それ以来
アイツだけは私のことを
ピーすけ、ピーすけと呼ぶ。
本当に
アイツはいつも勝手。